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カラダ会議:ドクター編

男性不妊 外来

男性の10人に1人は精索静脈瘤があります

男性不妊症は原因不明のことが多いのですが、原因の一つとして知られているのが精索静脈瘤です。これは左精巣に向かって静脈血が逆流することで起こります。しかし男性の10人に1人は精索静脈瘤があるので、全員が不妊というわけではありません。

実際の症例

夫37歳、妻32歳。
異常がなく、タイミング法、人工授精と2年近くに渡り治療を受けていましたが、妊娠していませんでした。男性は、以前から左精索静脈瘤を指摘されていましたが、精液検査に異常がないため経過観察となっていました。しかし体外受精が視野に入ってきたため精索静脈瘤手術をお勧めしました。精索静脈瘤を治療すると精子の質が改善すること。受精が予定されているご夫婦では静脈瘤手術後に治療を行った方が成績が良いとされているからです。患者さんには忙しい勤務の合間を縫って日帰り・全身麻酔で手術を受けていただきましたが、術後2か月で婦人の自然妊娠が判明。その後無事に健常男児を出産されました。
 精索静脈瘤の診断は触診と超音波検査で可能であり、女性が受ける不妊検査に比べればはるかに簡便です。特に体外受精が予定されている場合は、採卵のための身体の担も相当なものなので、男性には、「痛み分け」で静脈瘤治療を受けてくださいとお話ししています。ただし、精液検査が正常の場合は手術するかどうかの判断は慎重に行うので、担当医と良く相談しましょう。

医療法人社団 桐友会 桐友クリニック新松戸

診療時間 ※初診で詳細検査を希望の方は、予約制です。
平日09:00~12:30/15:00~19:00
※男性不妊症外来は、火曜休診
土曜10:00~13:00/午後休診
(日曜・祝日は休診日)
住所 〒270-0034 千葉県松戸市新松戸3-135 エム・フォレストビル1階
TEL 047-703-7222

院長 塚本 定 (つかもと さだむ)

医学博士、日本泌尿器科学会認定指導医。
筑波大学医学専門学群卒業後、筑波大学泌尿器科入局。平成11年より筑波大学臨床医学系泌尿器科講師、平成15年より筑波学園病院泌尿器科長。平成23年から桐友クリニック新松戸院長。

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