読み物
カラダ会議:ドクター編
産婦人科
産科医が教える 「妊娠前の基礎知識」(前編)
妊娠前に受けるべき検査として、子宮がん検査、超音波検査(子宮筋腫・卵巣のう腫)、風疹抗体検査などがあります。
子宮がん(頸がん)まとめ
妊娠中の精密検査は出血しやすく、危険をともなう場合があります。そのため、妊娠前にできるだけ精密検査や治療をすませることが大切です。
子宮筋腫(まとめ)
妊娠中は大きくなりやすく、変性して激しい痛みをきたすことがあります。ですが、産後は小さくなることが多いので、高齢の場合は、早めに次の妊娠を検討したほうがよいと思われます。ある程度、年齢が若くて、着床不全や流産の原因となりそうな場合に限って、筋腫核出術を受けることをおススメします。なお、帝王切開時は原則、有茎性漿膜下筋腫のみ、摘出が可能です。
卵巣のう腫(まとめ)
大きい卵巣のう腫はまれに妊娠中に茎捻転を起こして、緊急手術の可能性があります。治療が遅れると、卵巣摘出をしなければならない場合もあり、注意が必要です。チョコレートのう腫は、妊娠中に大きくなることがあります。そのため、5cm以上の場合は、妊娠前に摘出術を考慮したほうがよいと考えます。
現在の風疹対策
妊娠中は風疹ワクチンの予防接種ができず、接種後2カ月間は妊娠を避ける必要があります。ポイントとして、女性は妊娠前に2回の風疹ワクチンを受けること、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種が重要です。青葉レディースクリニック
診療時間 | 〈予約制〉 ※初診の受付は17時まで 平日09:30~12:00/15:00~18:00 土曜09:30~12:00/15:00~18:00 (日曜・祝日は休診日) |
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住所 | 〒813-0036 福岡市東区若宮5-18-21 |
TEL | 092-663-8103 |

院長 小松 一 (こまつ はじめ)
(社)日本産科婦人科学会産婦人科専門医
1995年3月 九州大学医学部卒業。
九州大学病院周産母子センター母性胎児部門、北九州市立医療センター産婦人科、九州厚生年金病院(現、九州病院)産婦人科などを経て、2007年5月 青葉レディースクリニックを開設。家族が泊まれる特別室を併設。2012年8月には マタニティヨガ、離乳食教室、母親教室を開始。患者さまとの対話を重視し、安心・安全でしっかりとした診療のご提供を第一として、末永く地域のみなさまに愛される病院を目指す。
FM福岡で「やさしく解説:産婦人科のおはなし」(毎週木曜10:55~)を放送中。
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